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Thee Michelle Gun Elephant Fan Site WHAT WHAT WHAT

+ Tibetan Freedom Concert / 東京ベイNKホ-ル * December,16 2001 +

チベットに再び自由をもたらすために、非暴力的サポ-トを行なう国際団体「ミラレパ基金」音楽を通じて、 世界の人々にチベットの現状を認識してほしい願いと、自分達でも署名、寄付 またはイベントに参加し、夢実現の力になってほしいという、 願いのこめられたコンサ-トが、再び日本で行なわれることになった。

ミッシェルが出るからといった、単純な理由で、このイベントの主旨を知らないで来た1人でもあった自分が恥ずかしかった。

次のバンドセットの間に挨拶にこられた、パルデン・ギャッツオ氏の言葉にいたく自分は胸を締め付けられた気がした。 チベット支援活動のために、33年という長い間、強制収容所にて非道な拷問をされてきたのにもかかわらず、 彼は、自分を傷つけ、チベット人を大量虐殺した中国人にも、平和がおとずれ、人権抑圧の廃止を願っているのだ。 個人、個人に罪はなく、こういった行動をしなければならなかった国の考えを悲しくおもい、 そういった行為の廃止を希望し、チベットの開放。独立国の実現を希望するだけなのだ。

「それでも、神は許すのか。」昔、キリスト教のなかでもイエス・キリストはどんな悪を犯したとしても、 その人物を許したという話を聞いたことがある。 人を恨まず悪を恨む考えができることの偉大さに感動した瞬間でもあった。

このイベントに今回参加したバンドは6バンド

出演順に

そしてMCにはユ-ザロックが登場。熱い彼のメッセ-ジは今回のイベントにマッチしてました。

音楽を通して平和を願うこのイベントに参加できたジャンキ-のレポ

Aブロック最前にて、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT!!!!

酸欠の過熱、過密、超狂乱ロフトから12日目のミッシェルは広々とした東京ベイNKホ-ルにやってきた。 本調子を確実に出してきて、ツア-のころには皆の頭はぱっくり割れて、背骨には穴があいて、 ツア-の終わることにはすきま風が吹くぐらいぼこぼこに風穴ができてるような感じがした。 そんな前兆のミッシェルのライブだったのだ!!!いくぞ!!!いくぞ!!!!!!

BOOM BOOM SATELLITESのセットがどんどん消えてゆく。 何もなくなったステ-ジにあらたに見なれた爆音製造機がやってきた。 どんどんセットされてゆく狂乱爆音製造機。ここから出てきた音にどれだけの人間がノックアウトされてきたであろう。

Buffalo Daughterのセットがあまりにも長かったこともあったのか、ミッシェルのセットはとっても短かったようなきがする。 あっというまに、ドラムも、ベ-スもギタ-もアンプもいつもの場所にあった。 そして背の高いマイクスタンドに食らい付くスタッフに大笑いしてた自分がいた。

ほんと前に接触していた人には心臓の鼓動が伝わって来てたんじゃないかと思った。 今回が初めてのミッシェルのライブではないんだけど、とっても緊張している。今までで1番。

というのも、横浜アリ-ナでのライブにいったことがなかったため、大ホ-ルでのミッシェルは初めてだったのと、 今いる会場は過去のなかで、1番音がよかったので、Zeep Tokyoに赤坂ブリッツのライブでは、チバの声、 ミッシェルの音が綺麗に聞こえなかったこともあり、 期待以上の音がでることは間違い無いことがわかっていたので、緊張のあまりに汗がとまらない。

目の前にあるのは爆音製造機をいとも簡単に扱う真っ黒な悪いやつら 4人組THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのたつステ-ジ。 ライティングも美しく、後ろのほうからスモ-クも出始めた。 天井も高く、空気もスッキリしているはずなのに、どうしてもうまく息がすえない。

SEが流れるのを待つだけになる。 静かに照明が落ちてゆくのを待つだけになる。

ぐううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!っと人がステ-ジに食らい付く。

意識は飛んで見えるもの聞こえるものにだけ反応してる自分がいた。と、同時にふっと照明は消えてゆく。 そしてキュウが登場。

いつものゴットファ-ザ-のテ-マが流れる代わりに、キュウがドラムが静かに流れて、 後から闇夜に響くようなギタ-の音。「暴かれた世界」に収録されているセプテンバ-・パンク・チルドレンのような雰囲気の世界が ど〜〜〜〜んと会場に響く。

あ。もしかして。アルバムのなかの1曲かな?ともおもった。確かインストもはいっていたと聞いていたし。

ロフトでもそうだったけど、キュウのドラムにはほんと日々感動をもつ。 ほんとかっこよくなってる。すごい。そんな思いでがあったからかなんなのか、どうしてもドラムの人には一目おいてしまう。 尊敬してしまうんだよね。キュウのソロにギタ-の音が歌いはじめる。 どんどんミッシェルの空間に染まってくる。空気すら質感がかわっていくのがたまらない。

ざわめく会場ただならぬ空気。柵。。。壊れる。。。

いいよいよ登場したのはウエノ!!!アベ!!!そしてチバ!!!!

一気に「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」と 轟きが生まれた。

そんな熱気をあざ笑うかのようにウエノはステ-ジのまん中にたって、すっと右腕をあげる。 そして静かに下におろす。紳士的というか、舞台俳優が客に御挨拶するかのような仕草に、ニタリと笑顔が目に入った。 軽く会釈もしたかとおもうと、いつもの場所に。

つづいてアベが登場。かるく右腕をあげたかんじがした。どことなく顔がニタついていたようなかんじがしたのね。

さて、まゆげの薄くなってたんじゃないかと噂されていたチバです。(笑) 髪は、ばっちり固めてきましたよ。

インストがほどなく続いていくなかで、とうとうやってきました!!!!!!

アベギタ-が叫んだ!!!!「暴かれた世界」

『うああああああ!!!!!!!!!!!』

『ぎゃあああああああああああああ!!!!』

『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!』

Aブロック密集地帯はそりゃあんた酷かった。 みんなス-パ-ハイテンションで。 顔のとなりに腕腕腕。 隙間から意地でもみたる!!って客の情熱といったら!!!

「暴かれた世界は!!!!!!!!!!!!!!!オレンジのはあああああとおおおおおおおおおおおおをおおおおおおお!!」 復活大合唱!!!!しっかしなんて気持ちがいいんだ!!!最高にいい!!!

ギタ-を天にぐわっと持ち上げた時のニヒルな笑いはなんて悪い奴なんだあ!!(笑)と感じたし、 アベのソロを聞けたし、おまけに見事にギタ-を天高くあげた姿をがっつり拝見!!! 片手だけでもかなり迫力あったしねえ〜〜〜。キュウが一緒に歌ってたの見えたし、 なによりあんた、ウエノのス-パ-プレイに大笑いしてたよ!!

ここで、ちょっとウエノプレイ集結させておくと、天高く投げられたのは投げキッス。 会場の奴にはそう簡単にわたせねえ!!ってナ感じで腕は客のほうに向けない。 でもって、Aブロックばっちり挑発モ-ド!!それに挑む客はウエノ釘付け。 そして投げキッスはべ-スにキスをするようになって、エキサイトしてきたウエノが見せてくれたのは、 マイクスタンドに下半身から情熱の求愛(笑)さらに愛しのベ-スにさらなる求愛。 つづいて顔がぶるぶる髪が左右に大揺れのオ-バ-アクションにぐるぐる大回転。コ-ド絡んでるちゅうねん!! こんなプレイをいたるところにまぜコンでぼんぼんとベ-スを弾きまくり、 ウエノ支持率はAブロックでは100%とみたぐらいだった。

さて「暴かれた世界」につづいて、やってきたのはキュウのドラムがうなりはじめた 「ベガス・ヒップ・グライダ-」

『ラスベガスうううヒップううぐらいだああああああああああ!!!!!!!』大合唱 テンションはものすごい統一感を形成しつつある。

つづいて「ゲット・アップ・ル-シ-」ぎゃあああ!!!これって!! こんな会場で聞けるなんてよおお!!!コ-ラスにもバリ!!力はいってて、スッゲ---気合いを感じるよ。 今回照明のあたりぐあいも気持ちがよかったので、やってても快感だったのかなあとおもったね。 チバとウエノとアベが同時に足を前後に広げて後ろ足をぐっと折って体を後ろに後退させたとき< 下からギラ付いたスポットライトの黄色にメンバ-の黒い衣装対比してめっちゃかっこよかった!!!

つづいて「ベイビ-・スタ-・ダスト」唄がはじまることには激しい立てノリになっていたAブロック地域。 本当に今思えは柵が壊れなかったのが奇跡だ。びくともしないんで暴れ具合の加減もわからないし (かといって緩めるなんてしてる暇はない。)

でっかいずうたいの米軍兄さんもダイバ-よりも柵を気にしていたようにみえたね。 ここでインタ-バル。チバ、ウエノ、アベがジャケットを脱ぐ。照明が赤くたらしたので、 メンバ-のシャツはどす黒い赤にうつっていた。やってきました。

後半戦メンバ-が叩き付けたのはチバのMCからはじまった。

「単車で来てる奴。。気をつけてかえれよ」(←こんなかんじだったような。。) 「GT400」ふ。ふ。『き、気おつけて。』がちゃんと言えるようになってておかしかったねえ。

チバがマイクスタンドからマイクを外して左手にコ-ドを握りしめステ-ジぎりぎりまでせまって叫び続ける。 軽快に動いていた空気が最即の音で即死してしまった「スモ-キン・ビリ-」ですよ。

腹のそこからわめき、うごめき巻舌合唱団が咽をうならす。 チバもかなり御機嫌みたいでときどき見せた笑顔がたまらんね

『愛という憎悪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』『スモ=======キンンビイイイイイイイイイイイリイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!

これ、ほんとばっちりあった轟音と熱狂がアリ-ナで爆発。ほんとたまらんよ。

つづいて、やってきた!!!ウエノベ-スがだまっちゃいねえ!!!「GWD」 私、GWDのドラム1番すきです。

ラストがシスコ。 『シイイイイイスウウコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!』と チバが叫んでギタ-がうなって、みんなで一気に腰をおとして〆めた瞬間客も割れんばかりの大大雄叫びを披露。

すさまじい疾走のライブが終了。<アンコ-ル無しでメンバ-はチバの『バイバイ』で消えていった。 このときチバとアベはピックをなげた。キュウはスティックをなげた。

最後にユ-ザロックが再登場してこのイベントを終了させた。

平和のためのコンサ-トだったけど、救急車が5台もくるという残念な終わり方にもなった今回のイベント。 しかし、アリ-ナでは倒れた人を皆で運んだり、モッシュで倒れた人を助けたり、 脱げてしまった靴を『誰の〜〜??』と声をかけたりと、出来ることをちゃんとしていた人もいたことは事実です。

でも、こういった親切な行為は事故がおきたあとの行為であって、 決して防いでくれることはないのだ。やってから痛い思いしたって、自分がいけないし、自分だけが泣くだけになる。 意識がトンダって、もみくちゃになったって、自分の体ぐらいちゃんと守って下さいね。

最後にこのイベントに参加できたことに感謝し、このイベントを運営してくれたスタッフに、 ボランティアの方のあたたかい笑顔に感動しました。そして、このイベントに出演して下さったア-ティストの方、 素晴らしい音楽を有難う。そして、チベットの国旗のように、雪の中にある火が燃え盛り、 厚い雪をとかして空に昇っていける日をねがっています。

いつか、チベタン・フリ-ダム・コンサ-トがチベットで行える日をねがって。

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